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世界観事典

アルゲンティア戦記

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RELATION人物相関図

人物2

クオ

人物存命
主要人物

神授の儀で《無印》と判定された十五歳の孤児。村で居場所を失う。

別名: 無縁仏の子

アルゲンティアの辺境の村に暮らす十五歳の少年。両親を知らず、村はずれの崩れかけた納屋で独り暮らす。育ての老婆も三年前に亡くし、村人からは「無縁仏の子」と陰で呼ばれ、空気のように扱われてきた。

十五歳の《神授の儀》で授かる格が人生を決めるこの国で、クオが神から授かったのは——何も書かれていない空白、《無印(ナル)》だった。神は彼に一行の判決文すら記さず、この国の物差しで彼は「人間ですらない何か」に分類される。全財産は床下の銅貨数枚のみ。

関係

  • 村人 疎んでいる対立クオを無縁仏の子と呼び、穢れのように避ける

変遷

  • 神授の儀で無印と判定され、村の前で人間ですらないと裁かれた。

老神官

人物存命
人物

隣町から年に一度招かれ、神授の儀を司る老人。

隣町から年に一度招かれ、クオの村の《神授の儀》を司る老神官。長年この儀式を務めてきた目は、クオの薄汚れた外套と孤独を正確に読み取り、嘲りではなくわずかな憐れみを向けた。三度の詠唱でも文字が結ばれず、長い息を吐いて平らな声で「無印(ナル)」と告げた。

変遷

  • クオに三度詠唱を試み、いずれも文字が結ばれず「無印」と宣告した。

場所1

クオの村

場所
場所

辺境の貧しい農村。麦畑と石造りの家。神授の格が人生を決める

アルゲンティアの辺境にある貧しい農村。麦畑のあいだに石造りの家々が点在する。年に一度の《神授の儀》で授かる格が住人の人生を決め、格の高低がそのまま村での席次になる。クオはこの村のはずれの納屋で、無縁仏の子として空気のように扱われて育った。

勢力1

村人

勢力
勢力

クオを穢れ扱いし空気のように避ける。神授の格で人を見る農村の住人

クオの暮らす村の住人たち。神授の格で人の価値を測り、無印と判定されたクオを「無縁仏の子」と呼んで穢れのように避ける。施しのパンを与えることはあっても対等には扱わない。神授の儀クオが無印と告げられた時も、嘲りと囁きは彼を素通りして頭上で交わされた。

関係

  • クオ 疎んでいる対立クオを無縁仏の子と呼び、穢れのように避ける

変遷

  • 神授の儀でクオが無印と判定されると、嘲りと囁きで彼を見世物のように扱った。

用語1

無印(ナル)

用語
用語

最下層の格。何も書かれていない空白のスキル。第一話時点では「ただの空白」としか認識されていない

神授の儀で何も授からなかった者に下る判定。手に一行の文字すら結ばれない、空白の結果。格序列の最下層に置かれ、村では「人間ですらない何か」と見なされる。第一話の時点では、ただ神に見放された欠落としてしか認識されていない。

世界ルール1

神授の儀

世界ルール
世界ルール

15歳で神からスキルを授かる年一度の儀式。授かった格が生涯の席次を決める。

アルゲンティアで、十五歳を迎えた子供が神からスキルを授かる、年に一度の儀式。神官の詠唱で水晶が光り、子供の手に一行の「判決文」=スキルが結ばれる。授かる格がそのまま社会での席次を決め、人はその一行を抱えて生きる。白紙で終わる者はいないとされてきた。

変遷

  • クオに対し、史上例のない「何も結ばれない」結果を示した。

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