NoveLoreノベロア・物語の冒険者ギルド
転生したら秋葉原だったall

転生したら秋葉原だった見えない戦場

前の話で選んだ選択肢倉庫内の工具棚を見て、剣の代わりに扱える道具がないか探す

 倉庫の出口へ向かいかけた足を、私は止めた。

 腰の輪が、空だった。

 作業服は肩に馴染み始めている。靴も重い。歩くための鎧としては悪くない。瓦礫の街を歩くには、前世の旅装よりよほど頼れる。

 だが、手が空いている。

 剣がない。

 その事実だけが、どうしても背中の内側に小さな棘のように残っていた。

ミトラ「隊長さん?」

「すまない。少しだけ見たい場所がある」

ミトラ「どこ?」

 私は棚の奥を指した。

 布、靴、膝当て、配線束の向こう。壁一面に、長さも形も違う道具が吊られている。柄のあるもの。刃のようなもの。細い箱のようなもの。腕輪ほどの輪。透明な鞘に収められた短い棒。

「工具棚だ」

案内端末『目的を確認します』

「剣の代わりに扱える道具がないか見る」

案内端末『警告。工具を武器として使用することは推奨されません』

「まだ使うとは言っていない」

ナギサ『クオ。私からも先に制限します。秋葉原第七層において、民間工具および防衛由来装備を武器として携行することは、登録上の問題を生じます』

「だから、まだ使うとは言っていない」

ルミナ『言う前に止められていますね』

ミトラ「顔に出るんだよ。危ないこと考えてる時の隊長さん、すごく分かりやすい」

「顔とは本当に不便だな」

案内端末『便利です。危険予測に有効です』

「黙れ」

 とはいえ、彼らの警戒は正しい。

 私は戦場の者だ。柄のある物を見れば、まず間合いを測る。刃のある物を見れば、骨に届くかを考える。重い物を見れば、鎧越しに効くかを考える。

 それは習性だった。

 だが、この街の戦場が、私の知る戦場と同じである保証はどこにもない。

 私は工具棚の前に立った。

 棚そのものは古かった。表面の塗装は剥げ、角には何度もぶつけた跡があり、金属の縁は手で触れられて丸くなっている。だが、そこに並んでいる道具は、前世の鍛冶場にあるものとはまるで違った。

 透明な筒に収まった短い柄。

 刃のない細いナイフ。

 振動を封じるための重い手袋。

 掌に乗る黒い箱。

 折り畳まれた小型の投影板。

 そして棚の上部に、古い看板を切り出したような板が貼られていた。

 外縁作業・非接続/低接続工具。

 都市網障害時も使用可。

 勝手に捨てるな。

「また捨てるなか」

ミトラ「ここの人たち、だいたい捨てるなって書くんだよね」

「よほど捨てられたのか」

ミトラ「新しい道具が入るたびに、古い道具って邪魔扱いされるから。でも、古いって言っても、隊長さんの時代の古いじゃないよ」

「どういう意味だ」

ミトラ「三十年前の旧式とか、七十年前の予備品とか、百年前の軍規格落ちとか。竹槍じゃないからね」

「竹槍とは何だ」

案内端末『旧時代の簡易武器です。現在の対機械生命体戦において有効性はありません』

「それはそうだろう」

ルミナ『クオさんが少し安心しました』

「私は、棒一本でこの世界の敵と戦えと言われたら困る」

ナギサ『誰も言っていません』

 私は透明な鞘に収まった短い柄へ目を向けた。

 形だけなら、短剣に近い。

「これは刃物か」

ミトラ「あ、それは光刃式の切断器。今は封印状態。古い配管とか複合材を切るやつ」

「光の刃か」

案内端末『厳密には高収束熱線と接触場制御による短距離切断工具です。通称として光刃式切断器と呼ばれます』

「短剣ではないか」

案内端末『短剣ではありません』

「だが、斬れる」

ナギサ『斬れます。だから貸与不可です』

「早い」

ナギサ『必要です』

 私はまだ手を伸ばしていなかったが、ナギサの声は硬かった。

 透明な鞘の中で、短い柄は眠っている。刃は見えない。だが、そこに刃が出るのだと分かるだけで、体が自然に距離を測ってしまう。

 前世の剣よりも短い。だが、触れれば鉄も骨も関係なく切るのだろう。

 私は手を引いた。

「これは、民間工具なのか」

ミトラ「うん。まあ、危ない民間工具。今は登録作業員じゃないと使えない。外縁だと、古い扉とか梁とか、手で外せないものを切る時に使う」

「この世界の民間人は、光の刃を持つのか」

案内端末『適切な権限、保護装備、作業目的がある場合に限ります』

「権限という言葉は、こちらの呪文のようだな」

ミトラ「実際、呪文みたいなものかもね。唱えられないと何も動かない」

 次に、刃のない細いナイフへ目を向けた。

 柄は黒く、先端は銀色の薄い板のように見える。だが、刃は丸い。指を切るようには見えない。

「こちらは鈍い」

ミトラ「見た目はね。超音波カッター。柔らかい装甲材とか固着したシール材を剥がすやつ」

「音で斬るのか」

案内端末『微細振動で対象を切断・分離します。人体への使用は禁止されています』

「言われなくても分かる」

ルミナ『本当に分かっていますか?』

「分かっている。少し興味があるだけだ」

ナギサ『その“少し”を記録します』

「記録するな」

 私は超音波カッターの前で足を止めた。

 刃はない。光も出ない。だが、見えない震えで物を斬るという。奇妙だった。

 前世にも、見えない刃はあった。

 風の魔法。振動の魔法。結界に沿わせて物を裂く技。だが、それらは魔力を通す者の技であって、道具そのものが見えない刃を持つわけではない。

「これは、魔法に近い」

ミトラ「まほう?」

「私の世界では、見えない力を刃にすることがあった。音で斬るというなら、少し似ている」

案内端末『物理現象です』

「魔法も、こちらから見れば何かの物理現象かもしれないだろう」

案内端末『未検証です』

ナギサ『否定はできません。ただし、現時点で超音波カッターと魔力様反応の関連は未確認です』

「未確認なら、確認すればよい」

ナギサ『確認前に安全手順が必要です』

「また権限か」

ミトラ「うん。権限」

 私は少しだけ息を吐いた。

 光の刃。音の刃。重い靴。防護服。未来の倉庫は、私が思っていたよりずっと武器庫に近かった。

 だが、同時に、武器庫ではなかった。

 並んでいるものは、人を斬るためではない。扉を開けるため、梁を切るため、固着した板を剥がすため、壊れた街を直すためのものだ。

 それでも、力は力だ。

 扱いを誤れば、人を殺せる。

「剣はないのか」

 ふと、口に出ていた。

ミトラ「実戦用の?」

「ああ」

ミトラ「ある場所にはあると思う。でも、ここにはないよ。秋葉原で剣って言うと、だいたい模造品か、儀礼用か、演出用。実戦用は武器登録になるし、政治的にも面倒くさい」

「政治的」

案内端末『剣は旧時代文化・娯楽・宗教・儀礼・武装規制の複数文脈を持ちます。実戦用刃物としての携行には厳格な制限があります』

「剣を持つだけで政治になるのか」

ナギサ『時代によります。場所によります。現在の秋葉原第七層では、未登録者の実戦用刀剣携行は許可されません』

「私の職は魔法剣士なのだが」

案内端末『現在の登録上は保護付き仮登録者です』

「肩書きが弱い」

ルミナ『でも、皿洗い隊長もあります』

「それは強いのか」

ミトラ「炊事場では強い」

 笑いそうになったが、笑い切れなかった。

 私は剣を探していた。

 だが、剣があったとして、それで何を斬るつもりだったのか。

 機械生命体。

 黒い歯車。

 返声。

 通信干渉。

 第三退避記録庫。

 そのどれも、刃を振れば届く相手には見えない。

 私は、この世界の敵の形をまだ知らない。

「ミトラ」

ミトラ「なに?」

「今の戦は、どこでどう戦っている」

 ミトラの表情が少しだけ変わった。

 ふざけた空気が、棚の隙間から抜けていく。

「急に大きい話になったね」

「剣を探していて気づいた。私は、この世界の主戦場を知らない。機械生命体からの侵食があることは少し分かった。大陸が落ちたことも聞いた。だが、今、人類がどこで何をして持ちこたえているのかを知らない」

 私は工具棚を見た。

 光の刃。音の刃。黒い箱。投影板。

「敵が目の前に来るなら、私は剣を探す。だが、敵が海の向こう、空の上、通信の中、名前の中に来るなら、剣だけ探しても間に合わない」

 案内端末が、珍しくすぐには訂正しなかった。

 ナギサの声が、一拍遅れて落ちた。

ナギサ『現在、人類の主要防衛線は複数あります。日本列島防衛圏、台湾・南西諸島連絡線、韓国半島防衛線、オーストラリア防衛圏、北太平洋防衛戦域。秋葉原第七層は直接の最前線ではありませんが、都市網、補給、記録、避難、電子防衛の一部を担っています』

「一番厳しい戦場はどこだ」

 ミトラが息を止めた。

 ルミナの投影光も、わずかに揺れた。

ナギサ『定義によります』

「定義?」

ナギサ『人命損耗率で見るなら、韓国半島防衛線が最も厳しいとされています。大陸側からの侵食圧を、今も地上で受け続けているためです』

「韓国」

ナギサ『はい。半島南部の防衛都市群、港湾、地下退避網、医療認証系、避難誘導線。そこでは、機械生命体の直接侵攻だけでなく、都市基盤への侵食、友軍識別の攪乱、補給路偽装、避難民誘導の汚染が常時発生しています』

 私は工具棚を見た。

 光の刃。

 音の刃。

 黒い電子戦訓練子機。

 それらが急に、ただの道具ではなくなった。

「つまり、そこでは敵が目の前にも、街の中にもいるのか」

ナギサ『はい。見える敵と、見えない敵が同時に来ます』

ミトラ「韓国は、本当にぎりぎり。風前の灯火って言われることもある。でも、まだ消えてない」

「誰が支えている」

案内端末『韓国残存防衛軍、国連系残存部隊、日本列島防衛圏からの電子防衛支援、台湾・南西諸島連絡線からの補給、北太平洋戦域の広域監視が関与しています』

「一国だけの戦ではないのか」

ナギサ『現在の人類圏に、完全な単独防衛線はほぼ存在しません』

 それは、前世の同盟軍に似ていた。

 だが規模が違う。

 城と城が助け合うのではない。国と国、海と空、都市と通信、機械と人間が、互いの命綱になっている。

「では、北太平洋は何だ」

ナギサ『広域の主戦場です。日本列島、台湾、オーストラリア、残存艦隊、低軌道監視網、海底観測網、無人迎撃群が連携し、海上・海中・空中・低軌道・通信網・補給航路を守っています』

案内端末『北太平洋防衛戦域が破綻した場合、日本列島防衛圏、台湾・南西諸島連絡線、オーストラリア防衛圏の接続維持が困難になります』

「韓国は一番近い地獄。北太平洋は、海の盾か」

ナギサ『近い表現です』

ルミナ『台湾と南西諸島は、その盾の結び目です。オーストラリアは、後ろで人類が息を続けるための大きな肺です』

 ルミナの言い方は、歌のようだった。

 だが、内容は重い。

 韓国半島防衛線。

 台湾・南西諸島連絡線。

 北太平洋防衛戦域。

 オーストラリア防衛圏。

 日本列島防衛圏。

 それぞれが、違う場所を守っている。違うものを失えば、違う形で人類が死ぬ。

「秋葉原は」

ミトラ「最前線じゃないよ」

 ミトラはそう言った。

 だが、すぐに続けた。

ミトラ「でも、後ろでもない。都市網、認証、補給、避難、記録、修理。そういうのが止まると、前線の人たちが死ぬ。だから、ここも戦場の一部」

案内端末『秋葉原第七層は、直接戦闘拠点ではありません。ただし、都市防衛支援、電子防衛、避難支援、記録保全、民間復旧機能を有します』

「街が間違えれば、人が死ぬ」

ナギサ『はい』

 私は、ようやく理解し始めた。

 この世界の戦場は、線ではない。

 面でもない。

 網だ。

 どこか一か所が破れれば、そこから敵が入り、別の場所の人間が死ぬ。

 ならば、剣を探す前に知らなければならない。

 私は今、どの網目の上に立っているのか。

 その時、工具棚の端に置かれた黒い箱が、かすかに光った。

 掌に乗るほどの大きさだ。表面は艶がなく、角は丸い。古いのか新しいのか分からない。ただ、他の工具とは違って、触れないように透明な囲いがかけられていた。

「これは何だ」

ミトラ「あ、それは触らない方が」

 言い切る前に、透明な囲いの内側で、小さな表示が灯った。

 私が触れたわけではない。

 ただ、近づいただけだ。

 黒い箱の表面に、細い光が走る。

 白。

 赤。

 そして、一瞬だけ黒。

 私は反射的に息を止めた。

ルミナ『今、反応しました?』

案内端末『未操作状態で待機表示が復帰しました。原因不明』

ナギサ『型番を確認します。……旧式電子戦訓練子機。北太平洋防衛戦域向け、侵食波形模擬環境の教育用端末。現在は封印教材扱いです』

「電子戦」

 聞き慣れない言葉なのに、嫌なほど意味が分かった。

 剣ではなく、信号で戦う。

 刃ではなく、認識を奪う。

 城門を破るのではなく、城門に自分で開いたと思わせる。

 それは魔王軍の呪術にも似ていた。だが、もっと冷たく、もっと広い。

「これは武器か」

案内端末『訓練装備です』

ナギサ『ただし、実戦用電子戦装備の教育用模擬機です。侵食波形、認証攪乱、友軍識別偽装、避難誘導汚染などを安全化した形で学習するためのものです』

「安全化した呪いか」

ミトラ「その言い方、怖いけど合ってるかも」

 黒い箱の表示がまた揺れた。

 今度は、私の目の奥に来た。

 返響視。

 まだ未熟なその感覚が、箱の中の流れを拾う。

 赤い線が走る。黒い点が混ざる。白い細い糸が、それを避けるように曲がる。

 音ではない。

 光でもない。

 だが、歌に似た間隔があった。

「……これは、乱れを作っているのではない。乱れの形を教えている」

ナギサ『クオ?』

「見える。いや、見えているのかは分からない。だが、前に見た黒い流れとは違う。これは本物の敵ではない。敵の真似だ。訓練用の、牙を抜いた影のようなものだ」

案内端末『返響視反応を検出。旧式電子戦訓練子機の休眠波形と、クオの魔力様反応が微弱に同期しています』

ミトラ「同期って、まずいやつ?」

ナギサ『即時危険とは限りません。ただし、未登録反応です』

ルミナ『止めますか?』

 私は黒い箱から一歩下がろうとした。

 その瞬間、腰のないはずの剣を探すように、手が空を切った。

 違う。

 ここで剣を抜くのは間違いだ。

 私は手を止めた。

 代わりに、呼吸を整えた。

 前世で結界の乱れを見る時と同じように、魔力を押し出すのではなく、薄く広げる。触れず、絡めず、ただ流れの縁を見る。

 黒い箱の表示が、ふっと白く濁った。

案内端末『波形変化。模擬侵食ノイズの一部が減衰しました』

ナギサ『今の操作を中止してください』

「操作はしていない」

ナギサ『では、反応を中止してください』

「難しいことを言う」

ミトラ「隊長さん、手、離して。触ってないけど、気持ちだけ離して」

ルミナ『クオさん、息を吐いてください』

 私は言われた通りにした。

 息を吐く。

 白い濁りが消え、黒い箱の表示は静かになった。

 倉庫の空気が戻ってくる。油の匂い。布の匂い。古い棚の埃。ミトラの緊張した呼吸。ルミナの光の揺れ。

案内端末『旧式電子戦訓練子機を安全待機へ移行しました。現在の反応ログは都市安全系へ送信されます』

「また送られるのか」

ナギサ『送ります。これは、あなたが危険だからではありません。価値があるかもしれないからです』

 価値。

 その言葉は、警告よりも重かった。

「今のは何だった」

ナギサ『不明です。ですが、仮説としては二つあります。第一に、クオの返響視が電子戦訓練波形を感知した。第二に、魔力様反応が模擬侵食ノイズへ干渉した』

「つまり」

案内端末『魔法と電子戦装備の相互作用の可能性があります』

 倉庫の中が、少しだけ静かになった。

 魔法。

 電子戦。

 その二つが並んだ瞬間、私はようやく、自分が探していたものを間違えていたのだと理解した。

 私は剣を探していた。

 だが、この世界で必要なのは、前世の剣をそのまま取り戻すことではないのかもしれない。

 光の刃もある。

 音の刃もある。

 だが、それだけでは届かない戦場がある。

 見えない嘘を見抜き、侵食を逸らし、認証を守り、名を奪われないようにする戦場。

 そこに、私の魔法が関われるかもしれない。

 偶然、黒い箱が教えた。

「ナギサ。最初に学ぶべきは、北太平洋だけではない」

ナギサ『はい』

「韓国半島防衛線、台湾・南西諸島連絡線、北太平洋防衛戦域、オーストラリア防衛圏、日本列島防衛圏。それぞれが何を守り、何を失えば終わるのか。私はそれを知る必要がある」

案内端末『学習項目を登録しました』

「また登録か」

案内端末『今回は有益です』

ミトラ「珍しく、本当に有益」

「珍しくを外せ」

ルミナ『でも、いいと思います』

 私は工具棚をもう一度見た。

 光の刃も、音の刃も、黒い箱も、まだ私のものではない。

 だが、それでよかった。

 武器は、戦場を知ってから選ぶものだ。

 私は剣を失った魔法剣士として、この世界に来た。

 そして今、剣を探す前に、地図を求めている。

「行こう」

ミトラ「どこへ?」

「人類圏の防衛線を見せてくれ。誰が、どこで、何を守っているのか。まず、それを知らなければならない」

案内端末『実地移動は不可能です』

「地図でいい」

ナギサ『人類防衛史アーカイブの公開範囲、および現在の主要防衛線概要を投影できます』

ルミナ『私も一緒に見ます』

ミトラ「じゃあ、まず座れる場所に行こっか。倉庫の床で戦争の勉強を始めると、整備班に怒られる」

「怒るのは人か、温湿度管理システムか」

ミトラ「今回は人」

案内端末『補足。床面占有は作業導線を妨げます』

「分かった。床とは戦わない」

 倉庫の扉が開いた。

 中央通りの光が差し込む。旧高架の影、電気街の看板、部品店の朝、遠くで聞こえるコハルの声。

 私は一度だけ、工具棚を振り返った。

 光の刃。

 音の刃。

 黒い箱。

 そして、見えない戦場。

 剣を失った魔法剣士は、二三〇〇年の秋葉原で、ようやく本当の意味で武器を探し始めたのかもしれない。

 手に持つものではなく。

 まず、知るべき戦場を。

この話の選択肢

  1. ナギサに、人類圏の主要防衛線と各国の担当を投影してもらう正史
  2. 韓国半島防衛線の現況を確認し、最も厳しい地上戦の実態を知る
  3. 北太平洋防衛戦域の電子戦装備と無人迎撃網について基礎講義を受ける
  4. 台湾・南西諸島連絡線と秋葉原第七層がどう接続されているのか聞く